3days in Tibet-3

2013.10.04(Fri)

セラ・コンバというお寺へ禅問答を見に行く。

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スケッチをしていたら、寺の見回りの仕事の少年がやってきて、熱心にスケッチを眺めている。しばらくして目が合うと、「僕にも絵を描いてくれ」と言うので、横顔を一枚描いてあげたらすごく喜んでにっこにこしていた。かわいいのう。歳を聞いたら20歳だって、若いなあ―。

寺の後ろ面に聳え立つ山の中の黄色い小屋について、ガイドさんに質問した。「あれはなんですか?」「あれは、セラ・コンバの一番高い位の僧が苦行する場所です」「え、どれくらい?」「一年間。一人で。冬はめちゃ寒いですよ」(・・・!そりゃそうや・・・きっとあれマイナス何十度の世界やで。)「火はあるんですか?」「苦行ですよ、あるわけがないでしょう」わあーお。修行の厳しさに触れました。

その後禅問答していた僧たちがちりぢりになって自由に歩いているのを見て、再びガイドさんに質問。「僧たちは実家に帰れるんですか?」「帰れますよー。土日とか。年末年始とか」「!!わたしより沢山帰ってるじゃん。」と、またまたカルチャーショックを受けるのでした。

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図はバルコル近くの人力車など。

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3days in Tibet-2

2013.10.03(Thu)

ガイドさんとキャプテンたちが予定を変更していたので、予想外に昼からポタラ宮に行けることになった。
というかもともと昼からと観光時間が決まっていたらしい。
わーい。

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車から見るポタラ。中国国旗が城の頂上にはためいている。
もう支配下に置いたのなら、そこまで「この宮殿は中国のものですよ!!」と主張する必要はないと思うし、城の頂上くらいチベット仏教に譲り、もう少し文化遺産として尊重してもいいのではないかと思うが。

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美しくはためく日よけのスカートと、真っ青な空。


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庭のダリアみたいな花。ダライ・ラマ14世はけっこう贅沢もので、このような花が咲き誇る広い庭に動物園まで作ったそう。庭は、富士山で言えば森林限界のはるか上(たぶん地域・気候によって森林限界も違うのだろうけど)とは思えない樹木が豊かに生えている。それというのも、ここは温泉がすぐ下に湧いているので、その熱で植物が育つのだとか。すてきね。


ポタラ宮の中は、関所が4か所設けられていて、第一の門でパスポートを見せガイド先導で通過した後、第二の門まで30分、第三の門まで30分、第四の門までは1時間という見学時間を守らないといけない。一分でも過ぎたら罰金3000元という厳しい管理が徹底されている。最後の見どころである第四の門の手前は、建築の中をいろいろと見て回るのだが、最後の出口にたどり着いたのが制限時間60分中の58分というぎりぎりの時間だった。ガイドがいなければ絶対に間に合わなかっただろう。

中の様子は写真を撮ることができないので、心のカメラで撮ったよ。
ところどころに置かれている、歴代のダライ・ラマの袈裟。亡命せざるを得なかったダライ・ラマ14世の玉座に置かれてそのままになっている色あせた袈裟。高い窓から入る風が、無造作に置かれた経典のページをめくっていた。

ポタラ宮に参ったことで、チベットに来た目的の全てを果たしたなあと思ったのだった。

その後他の皆は大昭寺へ。私はもう体力が残っていなかったので、美容院でシャンプードライしてもらいながら待っていることにした。シャンプードラ→チベット族の編みこみを少しやってもらう→なんか頭が痛くなってくる→バルコルでアクセサリーを買いあさる→頭が割れるように痛くなり、一人タクシーで帰宅。→ひと眠りして病院へ。もう歩くのも無理で、一階のロビーまで降りて
ソファに倒れて寝ていたら、みやもが車いすを用意してくれて、ボーイさんに押してもらってなんとか病院に行けた。再び注射と点滴を3本打ち、深夜1時過ぎにホテルに帰る。

頭痛がおさまらないので、明日は観光はお休みして安静にしてなきゃなー、と考える。DSCN0367 (640x480)

3days in Tibet-1

2013.10.03(Thu)

 あこがれのチベットへ。飛行機で上海―西宁。西宁(青海省)から西藏まで、青蔵鉄道 鉄道世界最高地点は5068m。標高が高いと、血中酸素濃度が下がって来て、意識がもうろうとして来て、頭痛がして来て、気持ちわるくなって…。

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もはやこのツォナ湖が見えるころには、Almost heavenであった。高山病で死んでいたので、三途の川かと思った。「きれい・・・、この湖を渡ったら死んだおばあちゃんがいるのかな・・・」とぼんやり考えながら、シャッターを切り、床につっぷした。
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24時間の鉄道の旅を終え、ラサ到着。午後8時なのに、夕方みたいな空。パスポートと入境許可証を警察に見せてラサ駅を出ると日本語が堪能な現地ガイドが迎えに来てくれていた。
ホテルに付きカーテンを開けると、河の対岸では(国慶節だったこともあって)花火が上がっていた。

「酸素欲しい組」のみやもと私は同じ部屋になった。隣室は「高山適応しすぎて困っちゃう組」のキャプテンとちいちゃん。まず、部屋のミニバーに備え付けの酸素缶を奪い合うことを懸念していたみやもだったが、ちゃあんと二つあった。仲良く一つずつ酸素缶を吸うわたしたち。
 しかし・・・それだけでは身体はよくならなかった(当たり前)。フロントに電話して「I want Oxigun!!!」と叫ぶと、100元ででっかい酸素ボンベが来た。二時間吸ってなさい、と言う。すーはーして、とりあえず眠りに落ちる。

夜中ベッドを見るとみやもが消えている、病院へ行ったようだ。私も早朝、このままではヤバいと感じ、「我想去医院」とフロントに訴え、ホテルのガードマンに付き添われて、24時間営業の高山病のプロフェッショナルの病院へ。徒歩3分。
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ガードマンは鍵の掛かってないドアを開け、入ってすぐのソファで寝ている当直のお医者さんを揺り起こした。医者の先生は布団から出てきてメガネをかけ、「ん。どうも」と言って診療を始めた。頭痛、咳、吐き気、熱などの問診の後、カルテを作り、「会計へ行ってね」と言われ、いわれるままに809元支払う。会計のお姉さんもレジの向こう側で布団にもぐって寝ておる。領収書発行所のお兄さんも同じで、いちいち自分が起こして回らなければけないのが、なんか悪いなあと思った。病室でころがってるみやもの横で、酸素マスクをし、注射&点滴を3本打つ。DSCF7292 (640x576)


ちなみにこれがチベットにきて初めての夜明け後の景色。なかなかオツでしょー。
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点滴を打ちながらちいちゃんに電話し、「わたし、今日のポタラ宮は、無理だわ。置いて行って。」と、泣く泣く悲願のポタラ宮参拝を諦める。その後は真っ白い病院の天井を見ながら、これまでの人生についてとか、チベット仏教に付いてとか、ダライ・ラマについてとかを淡々と考えていたのだった。

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Author:yocchero
Life Cafeでコーヒーを淹れたりケーキを焼いたりしています。カプチーノに絵を描いたり、紙に絵を描いたりもしています。

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